プロ野球の2軍球場にいる観客あるある
2軍球場。そこは陽の目を常に浴びる1軍とは違い、かんかん照りの太陽の下、実戦を通して選手同士がしのぎを削ったり、レベルアップをしたりする場所。そこでは選手とファンとの距離が近く、独特の雰囲気が流れている。
是非野球が好きなら一度は行ってほしい場所だが、今回はそんな2軍球場に来るファンたちの特徴を紹介することを通じ、魅力を伝えていくことにしよう。
なんだかんだ土休日は人が多い
そのキャパシティの割には土休日は人がめっちゃ来るので、当日券が買えないこともしばしば。まあ買えなくても丘の上から観戦できたりする場合もあるし、特定の選手のプレーを見たい場合はあえてそうする人もいるけどね。だから完全に2軍球場もビジネス化して集客力を高めた日本ハムは先見の明がありよりのありなんだと思う。かといって集客のためにミーハードラフトするのは……、まあ、それはまた戦力になるかならないかが4,5年経ってやっと判断着くものなので何とも言えん。
マジでいつ仕事してるのか分からないくらいほぼ毎日行ってるんじゃないかという固定ファンがちらほらいる
ガチでいる。嘘だと思ったら長期休暇中の平日の真昼間に2日連続で行くといい。「昨日も見た!」みたいな人がいっぱいいる。この人たち選手の性格や、怪我の状況、さらには車のナンバーとかまで把握していますからね。脱帽モノですよ。
バズーカみたいなカメラ持ってる人がいる
「1軍と2軍を行ったり来たりしている顔のいい選手」に必ずと言っていいほどついて回る、その選手の顔が好きなややオタク気質の女性ファンが特に持ってるイメージ。観客席の最前やブルペンのすぐ隣のスペースを確保して、ネット越しに撮影している。もちろん試合中のプレイだけでなく、アップの様子もカメラに納めたいがためにこのような人々の現場入りは頗る早い。最近はこういった画像がTwitterによく放流されるので、普段2軍の試合を見に行けないような人々も特定の選手の近況を気軽に知ることが出来るようになった。
サインをもらうときの動線が初見でもわかるくらい周りがこなれている
2軍球場には「サイン列」と呼ばれる、試合前後の選手たちにサインを求めて形成される列がある。球場ごとにローカルルールのような形でファンたちが自主的に並ぶが、大抵はこなれている人のもとについていけば良い。*1
数年ほど前にリニューアルされた球場に関しては、サイン列が自然とそこに形成されるように設計がなされているケースも。*2
女性ファン同士がLINEで情報を交換している
「近くの売店に誰々がいた」「今日あの選手は親子ゲームで1軍にも出るらしい」などの情報を逐一共有しながら追っかけをしている集団がいる。ヤクルトの場合は「高津監督ー!」と声を出していた、おそらく世紀の変わり目ごろにファンになった人たちがそれに当てはまるケースだった。
この人たちと会話すると色々とトリビアが聞けたりするので面白いぞ。
1人で必死に声出し応援をする人がいる
特に人気球団の2軍球場で見られる。2軍に出る選手に選手応援歌は基本存在しないので大抵はコールが中心。ケーブルテレビなどで中継を見ていると、デカい声が響き渡る中ゆるーく試合が進んでいくように見えるので、1軍の雰囲気に飽きて試合を見ると新鮮さがある。がしかし現場へ行くと若手は結構必死にプレーしてるし、そして何より暑い。
なんやかんやみんな暑さ対策はしっかりしてくる
球団帽を着たり、グッズのタオルを頭にかけたり、カメラを持ってくる人は日よけも装備して直射日光を避けようと努力している。いや、あの、マジで暑い時は本当に暑いですよみなさん。基本屋根ないし、日傘させないし、場合によっては近くにコンビニとかないし。ほんと、是非行っていただきたいんですけど、マジで熱中症だけは気をつけてください。
おわり